多くの履歴書には自己PR欄と長所欄があります。
とは言え、どちらも自分の良いところを相手に知ってもらうための記入欄ですから、同じことを書けばよいのでしょうか。
結論から言うと、そうではありません。同じことを書くわけではないけれど、どちらも自分の良いところを知ってもらうための欄。
ただ、何をどう書けばいいのか、迷ってしまいますね。
けれども、上手に使えば自分の良いところをたくさん知ってもらえるはずです。
それでは、どんな風に使い分けていけばよいのでしょうか?
簡単に言うと自己PR欄は「相手の企業が求めることに適している点」、長所は「相手の企業で社会生活を送る上で活かせる点」を記入します。
自己PRを記入する上で大切なのは、相手の企業がどのような人材を求めているかをよく調べることです。
あなたが志望する職種で大切なことはなんでしょう?
相手の企業が本当に求めているのはどういった人物なのでしょう?
相手の企業にとって、自分はこんなに適していますということを記すのが自己PR欄です。
例えば、極端な話ですが、「即戦力のプログラマーを募集しています」という企業に「私の長所は笑顔で挨拶することです」などと履歴書に書いて送っても、企業からすれば嬉しくありませんよね。
自分の良いところを伝えるというのは勿論大切なことですが、相手に求められていることを分析し、それに応えていくことが非常に大切です。
なので、まずは情報収集をしっかりしましょう。
そのうえで、今まで学んできたことや取得した資格が適している場合はその内容を具体的に書いていきましょう。
ただし、資格については資格の記入欄もありますので、資格を取得したことによって更に学んだことなどを記すことが必要になってきます。
長所欄は、自己PR欄には書けなかったけれど、自分が伝えたい、自分の良いところを書きましょう。
自分が長く続けてきたことなどがあれば、それに絡めて書いてみるのも良いかもしれません。
自己PR欄が企業の情報収集ならば、長所欄は自分の情報収集です。自分の得意なこと、自分の性質をよく分析しましょう。
性質というのはとらえようによっては良くも悪くもなるものです。
自分の性質を理解して、それを良い点としてとらえてみたらどうなるか、たくさん考えてみてください。
たくさん情報収集をして、それをまとめること。それが、自己PR欄を書くにも長所欄を書くにも必要なことです。
情報収集をすればするほど、書く内容は増えていくはずです。
上手に取捨選択をして、自己PR欄と長所欄を使い分けてみてくださいね。
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